c 本当に怖~い、事故物件・・・。

事故物件

時々、この立地条件なのにこれだけ安い部屋ってどういうことなんだろう、と思った人は居るでしょうか?前置きとして書くと、残念ながら私はそういった部屋を意図的に探すということをしたことがなかったのでよく分からないのですが、たまにあるんですね。

都心の、しかも新宿駅から歩いて10分の距離で、部屋の間取りが1LDKを借りたいと思っても、引っ越すだけでも約80万円近くの引越し費用が必要となり、さらには月々の賃料は10万円以上なんて普通のことだ。都心で駅からそう遠くなく、周囲のお店を考慮したら申し分のない環境ではこれくらいは当然と考えなくてはならない。そういった少しグレードの高い部屋に住むということになったら、それなりに将来の見通しが立っていないとこんなところに住みたいとは思わないだろう。

しかし相場でも10万円以上が当たり前なのに、中には10万円を割って、しかも5万円台という破格の値段で貸し出している物件があったりします。もちろんこの値段に疑問視する人が出てきても不思議ではありません、立地条件は周辺のマンションと対して変わらないはずなのに、この間取りでこの家賃も驚くほど安いとならば、裏があると思う人もいるでしょう。事情がいくつもあるかもしれませんが、実はそこ、以前何かしらの事故が発生した『事故物件』の可能性があるのです。

初めて言葉を聞いた人もいるかもしれないので、簡単に説明していきましょう。『事故物件』とは、室内で自殺や殺人などで人が死亡するなどが発生した部屋のことを指しているのが一般的です。ほかにも隣が指定暴力団組織が近隣に存在している、周辺にカルト宗教的なものがある、といったことも意味していますが、事故物件というので最も定着・浸透しているのは前者である。そう聞くと少しぞっとする気もしますし、そんな部屋だったらまず居住者を募集しないのでは、という風に考えたりもできますね。ですが不動産屋、もしくはマンション経営者の方からすればそうもいってられない事態なのです。起こってしまったものは仕方ないとしても、部屋を空室でそのまま通すことは、経営者にとっては部屋が空いているというのは由々しき事態です。マンションを管理・運営している人にとっては商売が成り立たなくなる危険性もあり、もしくはその持っているマンションのローンをまだ払い続けているとしたら、大事な収入源が減る、もしくは無くなってしまうといった最悪の結末を迎えてしまう、というのもありえるからです。だからこそ、マンション経営者としては何としても、そこに人が住んでもらって、自分の生活を助けてもらいという思いもありながら入居者を当然のように募集かけています。

ですがいわくつきの物件ということであれば人は危ない、縁起が悪いといったことで住むという発想にたどり着かない人も当然のようにいるでしょう。日本人は例信仰に対する風習が強い民俗でもありますから、住むことで祟られそうで嫌だと恐怖心を煽られると、そんなところで日常を過ごすなんて考えには至らない。そういったことを鑑みて、オーナー側としては立地条件も最高だし、ローンの事などを考えても貸し出した人にはこれだけの賃料を請求しても良いだろう、と思って設定したはいいものの、事故が起きたことでそういったことをいっていられない状況に陥ります。

ではどうしたら新しく住む人を募集できるのかということになりますが、一番の手法としてはやはり家賃を大幅に下げる、ということです。死亡事故が発生した部屋となれば人が住みにくい、ではどうしたらまだ興味を持ってもらえるのかということになると、やはり相場よりも賃料を大幅に下げるというのが主な手法です。先ほど書いたように1LDKの、新宿から歩いて10分のマンションという立地で家賃が半額以下ということになればこれは一体、と興味を持ってもらえます。ところがいざ契約ということとなると、やはりそんな物件とは知らなかったということでは話を水に流すという例もあります。もちろん、その中で、安い上にこの間取りの部屋をこの料金で住めるというなら申し分ない、として覚悟を決めてそこに住む、という強者もいます。

1つ付け加えておくと、あくまで一般論を述べているだけで、最終的に事故物件に住んだ方がいいよという無責任な発言をするつもりはありません。霊感が強いのにそんなところで住むなんて、おちおち寝られなくなって逆に体調不良になってしまう、ということもあるかもしれませんね。まぁ霊感そのものが少し胡散臭い話なのかもしれませんが、そういう考え方も日本独特のものだとして考えて考慮します。もう1つ気になる点としては、事故物件内で既に住んでいる人たちの対しての対応、ということです。事故が発生したのにいきなり引っ越すなんて出来ない、という人も中にはいるでしょう。そうなると心理的被害を被ったとして、オーナーは他の住人の賃料を下げなくてはいけなくなります、仕方がないといえば仕方がないのかもしれません。いちどいわくつき、ということになればそれは一生付いて回ります。では物件でそんな死亡事故が合ったということを隠せばいいのでは、という風に考えるのもありかもしれませんが実はこうした事故物件に関しては、延々と事故があったことを備考欄に書かなくてはいけない、と決められています。なぜかというと既にそういった事情を隠して入居者を募集して、後から部屋が安ことを知ったという人が出てきた、という意図的な隠蔽を行なっていた不動産会社も出てきてしまったからです。地方から引っ越してきて、格安の物件見つけたけど後から聞いてみれば、そこはつい最近人が死んだ部屋だった、なんて嫌ですね。新生活を送るために着たのに、スタートする前から出だしが最悪なものになってしまうのも後味悪いでしょう。気持ちを切り替えて新しい出発を切り出そうとしているのに、前途多難を思わせる船旅ほどしたくはないだろう。そういった被害をなくすために、不動産会社は事故物件にはずっと何があったのかということを居住希望者に説明していかなくてはならない。マイナス要素を聞かされて住みたがる人なんているのか、と思うかもしれませんが面白いことにそんな物件だからこそ住んでみたいとい無謀な人もいるのです。

ただ不動産屋全てが必ずしも公開しているということでもなく、ただ部屋の空室を何とか埋めたいというノルマを達成することばかりを考えていると、必然と成績だけを追求することになる。騙されて、やっぱり契約はなかったことにしたいということになれば、そこからさらにややこしくなることも見えてくるのでトラブルは極力抑えたいですね。ではどうしたらそんなトラブルに巻き込まれないようにしたらいいのか。

ということで、あくまで目安ということになるが、もしかしたら事故物件かもしれない、という見分けを付く方法をご紹介しましょう。

敷金礼金¥0~!
    スタッフの異様なまでのPRぶり
    この部屋は凄くお勧めです、日当たりもいいし立地も最高です、おまけに家賃もこれだけしか掛からないんですよ、というような見たこともないようなスタッフの、覇気ある部屋の宣伝をしてくるときは要注意です。中には本当に善意でしていることもあるかもしれませんが、そんな熱気に後押しされないで、冷静に良く考えることにしましょう。部屋の条件を全て加味しても、極端にその部屋に何としても住まわせようとする動きは怪しいの一言にこしたことはないでしょうね。まずその場合は疑って掛かった方が騙されにくいかもしれません。成績目当ての場合は別としても、それ以外で見分ける方法としては、単刀直入になぜ安いのかということを聞いてしまうのが一番簡単な解決策です。

    業者には説明の義務がありますので、質問されたら必ず答えなくてはいけないので、ズバズバと聞いた方が早いかもしれませんね。聞くのが恥ずかしい、なんて余裕ある人は居ないでしょうけど、聞くことは聞かないと何も解決しませんからね。

    部屋の一部だけ改装している
    これに関しても、単純に痛みが以上に激しかった、もしくは前に住んでいた人がその箇所だけ痛ませるような生活をしていたというような可能性もあるかもしれませんが、考慮しなけばいけない事項です。例えば壁の張り紙が古いままなのに、床のフローリングや畳はあたらしく新調されている、なんてことありませんか?それはもしかしたら、そこに付着したかもしれない血痕をクリーニングでは取りきれなかったので、仕方なくリフォームしたということかもしれません。水周り、特に浴室で水難事故にあってなくなった人の場合は浴槽そのものを取り替えなくてはならないので、他は汚いままなのに浴室だけは異様に綺麗過ぎると逆に不審な点でしかないですね。新しいことはうれしいかもしれませんが、水周りの特に一日の汚れを落とす場所で一度人が亡くなっているというのは、抵抗感が生まれそうです。業者に質問してみるのも1つかもしれませんが、この場合は前の住人が汚くしたからリフォームした、という一言で片付けられてしまうと、こちらもそれ以上の質問を返すのは難しい。築年数を考えた上でただのリフォームなのかどうかというのを見分けるのは出来ないかもしれないが、越してくる前にリフォームを定期的にしているのか、ということを聞いてみたらいいかもしれませんね。
    空室が多い
    これは一番顕著な目印かもしれませんね。立地条件や環境など非の打ち所なんてないのに、空室が多いというのは怪しいとしか言いようがありません。事故のせいで家賃の値下げにも応じず、または更新直後だったというのに、人が死んだから風評被害にあうのはごめんだとして、出て行く人もいるでしょうね。見分け方としてはポストを確認してみるのがいいかもです。もしかしたら事故物件ということではなく、周辺にややこしい人がいるから人が寄り付かないというだけかもしれませんから、業者が教えてくれなかったら、実際の居住者に聞いてみるのが確実性のある話を聞けるでしょう。
    オーナーに質問する
    業者が答えてくれないとすれば、最終手段としてはオーナーに直接真相を確かめるしかないでしょう。善良な人で、こちらのことを労わってくれる人なら教えてくれるでしょうし、そこで家賃などその他の面で優遇をお願いするなんてことも出来そうですね。融通は難しいとして、オーナーが答えてくれるとは限りません。とにかく住むのかどうかということをはっきりしろと、利益のみを考えているオーナーであれば話したとしても、住まなければ意味がないとして黙秘する人もいるでしょう。残念なオーナーの場合、ほとんどが事故が起きたからどうしたっていうんだというように開き直っている人もいます。こうなると、だからなんだという展開になると本当に面倒なことしか起きないでしょう。そういう時は質問を変えてみるのも手でしょう。募集をかけている部屋の前の居住者がどのくらい部屋にいたのか、また空き始めてからどのくらいの時間が経っているのか、という内容の質問をするのも1つの手です。目安としては2年未満で、その間に転居しているなら理由を、空室状態が長く継続しているなら具体的な期間を訪ねるといいでしょう。このとき、突然の転勤を除いてメジャーな転勤シーズン以外でで引越しをしていたりしている場合、理由を聞いて口ごもったり、訳は知らないなどといったことを話すようだと、何か都合の悪いことを隠しているとしか思えなくなりますよね。口が達者な人なら即興で嘘を思いつくかもしれませんが、そういう場合でも冷静に内容を考察して、矛盾点を見つけ出して指摘していくと、いつかはボロが出るでしょうから忍耐が必要になってくるかもしれないですが、やっぱり人がしんでいるところに住みたくない人にとっては大事な問題ですから、用心に越したことはないでしょう。

    書いてみるとなんですが、見分け方は簡単とは言い切れないでしょうね。もしくは対応した不動産、あるいはオーナーがよほど親切な人でなければ、貸し出す側が振りになるような情報を開示することはめったにないのが普通ですから、質問に素直に答えてくれるのは人柄の違いという点になりそうです。近隣住民に聞き込みをして、情報を集めるということも出来なくはないでしょうが、いきなり訪れた人にこの辺で事故ってありましたか、なんて聞かれて答える人もいないでしょう。よほどのうわさ好きなマダムであれば、根掘り葉掘り教えてくれそうですけど、さすがにそこに住むとは決めていない段階で、そんなことをしているうちに後から来た人に物件を取られたなんて事態になっても何となく労力を無駄に消費したと無為に疲れそうですから、あまり賢い行動とはいえないでしょう。

    家賃がお得という面だけを追及するだけなら事故物件に住むこともありでしょう、しかし縁起的なことを考えたときにネックになるようでしたらそこに住むのはお勧めしません。そうなると精神的に疲弊して、病は気からというように心が磨り減ってしまって、心の病を患うようになることもあるので、あくまでそういうことにはならない可能性をもっているということを前提に生活できる人なら住んでみてもいいかもしれませんね。